スイスのアロワ・ カリジェを紹介します。

彼は、スイスの小さな山の村 トルンで1902年に11人兄弟の7番目の子どもとして生まれました。
父は山岳酪農家です。
スルセルバァ地方の山の斜面いっぱいにひらけた牧草地で春秋には家畜を放牧し、夏には牧草を求めて高地へ移動する山岳酪農家の生活が少年カリジェのすべてでした。
少年アロワは、生涯で最も楽しい9年間をここで過ごします

故郷トルンをこよなく愛し、村のいたる所に壁画を残して故郷を美しく飾るカリジェ。
1985年に82歳でトルン老人ホームで亡くなる最期まで故郷を愛し、子ども時代を愛し続けました。 


チューリッヒで幼稚園教師のゼリーナ・ヘンツと出会い彼女の物語に挿絵をつけ、絵本『ウルスリのすず』を1945年に出版します。以後6冊の絵本を作りますがそのうち3冊はヘンツの物語に絵を描き3冊はカリジェ自身で物語を作り絵を描いています。

大きな大変魅力的な絵本6冊を紹介します。もちろん1冊づつ発行されていますが、ここで紹介するのは「獏の店」にあるとても貴重な函入りの6冊セットです。すべて初版本です。
紙の風合い、柔らかな、落ち着いた色合い、古い本独特のかおりが何とも言えません。

次のブログで1冊づつ紹介します。 次回は『ウルスリのすず』です。お楽しみに。(1946年 ゼリーナ・ヘンツ文 アロワ・カリジェ絵 大塚勇三訳 岩波書店)

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